〈痛み＝悪〉の考え、いい加減に卒業したい！！ | 奈良市で整体ならPhysio room つぐ穗 | ブログ

奈良市で整体院を開業している、元理学療法士のくみこです。

今日は一般的な『常識』をそろそろアップデートしませんか♡というお話。

ご新規のお客さまにも、

通って下さっているお客さまにも、

よくこの話はするんですが。

痛いのが悪いわけじゃない！！

ってこと。

痛い〜

痺れる〜

痛いよう...

その不快な痛み、全く無いと困るんです。

痛みを感じられない病気ってご存知ですか？

（※↓内容に不快感を感じられる方もいるかもしれません。その恐れがある方は読み進めないでください。多くの一般の方に向け、痛みがあることへの意識を変容して頂くためにご紹介させていただいております。誰か特定の方を傷つけようと書いている内容ではありません）

先天性無痛無汗症って聞いたこと、あります？？（指定難病130）

先天性無痛無汗症は遺伝性感覚・自律神経ニューロパチー（HSAN）に属する疾患。

いずれも全身の温度覚（熱い冷たいを感じる）と痛覚（痛みの感覚）が消失しています。４型では全身の発汗が低下し、種々の程度の知的感覚や発達障害を合併することがあります。

難病センターHP参照

もし、この病気のように、

痛みや熱さ、冷たさを感じなかったらどうなると思いますか？？

→骨折していても、痛くないので気が付かず動き回り内臓や他の組織に負担をかける

→クモやハチに刺されても、痛くないので気づかず、気づいた時には意識消失している

→何かの要因で背中から出血していても気づかず、気づいた時には出血多量

→熱湯がかかっても熱い・痛いと感じないので、知らない間に皮膚がただれている

→寒空の下、凍傷になる

こんな事が想像できます。

『腰が痛い』

ということで、

痛みがあるから、動作を制限する。

いつもよりもゆっくり行動する。

そーっと、ゆっくり、痛くない行動を心がける。

身体は、痛みを感じさせることで

危険信号を出しているんです。

なーにもない時　→GO！GO！青！

うん？？ちょっと違和感　→立ち止まって考えて！黄色

え！！動けないんだけど　→いますぐSTOP赤信号！

って考えたら、

この痛みを『無かったこと』にして、動き回るって、人間の生命機能を脅かしている行動だと思いませんか？？

（そんなこと言ったって仕事行かないといけないし仕方ないじゃないの！！っていう話はここでは置いといて）

動物が生きている

生きることに必要な感覚の一つが、

痛みや痺れを感じることなんです。

不快といえば、

痛みや痺れ以外にも

『苦い、酸っぱい』

がありますよね。

これがあるから、腐ったものやヤバいものを口にしなくて良いわけです。

身体は、

痛みを感じさせることで休んで欲しいし、

違う選択肢を模索して欲しいと訴えているんです。

『やー！痛み止め飲んだら治るから大丈夫でしょ！！』

という声をよく聞きますが...

痛み止めは

痛み

止め

です！

痛みを感じない≠治った

あくまでも治っていませんyo！！

よく聴く痛み止め

セレコックス：非ステロイド性消炎・鎮痛剤（COX-2選択的阻害剤）プロスタグランジンを生合成するシクロオキシゲナーゼを阻害する

ロキソニン：非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）

炎症、発熱、痛みなどを起こす体内物質「プロスタグランジン」の生成を抑える

カロナール：非ピリン系解熱鎮痛薬

脳内の中枢神経（視床下部）に作用し、解熱鎮痛効果を発揮する。体表の毛細血管を拡張させることで解熱効果を得ている（炎症を抑える作用はない）

リリカ：非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)

Caの流入を抑制して、神経伝達物質の放出を抑えることで、一次ニューロンと二次ニューロンの伝達を遮断する

どの痛み止めも

痛みを感じる経路を遮断したり

中枢の脳を誤魔化したり

炎症を抑えたり

しているだけなんです。

炎症抑えるんだったらいいじゃんって思う方もいらっしゃるかもしれませんが、〈炎症があるから治る〉んです！☜超大事！！

炎症があるから、

痛んだ部分を治すために大事な物質がいっぱい血液中に出て、治る。

（風邪も同じ！熱が出て、炎症が起きるから自分の治癒力が上がって治る）

この大事な機能があるから、

私たち人間は健康で生きていられるんです。

痛みや痺れなどの不快感。

これがあるから生きていられる。

でも、その痛み。

不快だよね、

無い方がいいよね。

確かに、全く無いのは困るけど、

いつも痛みがあるのは生活が出来ない。人生楽しめない。

なぜ、

あなたのそこはいつも痛いのでしょうか？？

痛みがある→炎症症状の一つ

と考えると、

何かしら、痛みが出るほどのストレスをかけているということです。

それは、また、別の話。

決して、痛い箇所が悪いとは限らない。

それについては、違うブログで♡